前回のNEWSの続きとなります。ここでは、台南市に設置された慰安婦像に対する黄天麟先生のコラムをご紹介いたします。
↓以下が黄天麟先生の「国民党は『軍中楽園の少女像』を建立せよ」 となります。(翻訳者:李登輝総統事務所 秘書 早川友久様)
「国民党は『軍中楽園の少女像』を建立せよ」2018年8月21日・自由時報
黄 天麟(こう・てんりん)
1929年(昭和4年)8月29日、台湾・澎湖県馬公市生まれ。国立台湾大学法学院経済学系卒業後、米国コロンビア大学ビジネススクール留学。1954年、第一銀行に入行。グアム支店長、ロンドン支店長、国際部長、人事部長、副頭取を経て頭取、会長を歴任。この間、輔仁大学や東呉大学の講師もつとめる。その後、陳水扁政権の2000年に国家安全会議諮問委員に就任し、2001年から2007年まで総統府国策顧問。蔡英文政権の2016年に総統府国策顧問に就任。2012年2月、台日文化経済協会第8代会長に就任。2015年12月、日本李登輝友の会と姉妹提携を締結。2017年4月、日本の旭日中綬章を受章。2018年2月、台日文化経済協会の会長を退き名誉会長に就任。日本李登輝友の会主催の日本李登輝学校台湾研修団においては開催初期から何度も講師を務める。
日本でも台南市に設置された慰安婦像について、もっと声高に批判を上げるべきかもしれません。
下の写真は台南市の町中に設置されていた看板です。「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクと並べられていることからも、慰安婦問題は政府による人権侵害という誤った認識が広まっている恐れがあります。
日本はこのことに対して大きな声で直ぐに反論しなければ、再び取り返しのつかない事態を招くことになります。私たち歴史認識問題研究会も、今回の台湾調査で慰安婦問題の深刻さを肌で感じました。英文による反論論文を準備し、歴史認識問題を改善するようより一層努力してまいります。