アメリカの雑誌が学問の自由を侵害する

 本年11月14日にアメリカのネット雑誌であるディプロマットは慰安婦強制連行、性奴隷説を否定する李宇衍博士の論文を掲載しましたが、外部の圧力に屈して掲載した論文を取り下げるという愚行を犯しました。

 李宇衍博士は日韓両国でベストセラーになった『反日種族主義』の共同著者であり、ディプロマットには「慰安婦問題と韓国の反日種族主義」という論文が掲載されていました。しかし、掲載後に雑誌編集部に対して韓国と米国から抗議が入り、編集部は15日に李博士の論文を削除し、「週末に韓国人『慰安婦』に関連する不正確で没理性的な記述が含まれる寄稿論文を掲載した。この論文は我が社の編集基準を満たしておらず、内部的に問題を解決中だ。お詫びする」という謝罪文を掲載しました。
 さらに、代替として掲載された論文は李博士の主張とは真逆の主張をしており、ディプロマットが左翼団体の圧力に屈して学術的根拠のない慰安婦強制連行、性奴隷説を掲載して彼らに媚びたことは明らかです。

 一連の騒動の経緯と李博士が掲載していた「慰安婦問題と韓国の反日種族主義」の解説を当研究会の西岡力会長がなされています。以下のリンクをクリックして頂けましたら、該当のページへ移動できます。

国家基本問題研究所:西岡力「米で『慰安婦≠性奴隷』論文を削除」

 

 また、李博士自身もJAPANForwardにて事件の解説と所感を述べております。また、ディプロマットに掲載を中断された論文がJAPANForwardで閲覧が可能となっております。
 英文記事と日本語訳記事がございますので、こちらも是非ご覧下さい。

 

●李宇衍博士が寄稿したJAPANForward記事(英語、日本語翻訳)

No Debate? The Diplomat’s Cancellation of My Comfort Women Article

議論はなしなのか?慰安婦問題の寄稿記事を『ザ・ディプロマット』誌が掲載削除