朝日新聞が植村裁判で捏造報道

 「最高裁決定後に報じられた事実歪曲と誤認の記事に関して」

 

皆様

 3月11日に西岡会長の勝訴が確定したことをご報告いたしましたが、朝日新聞はまたしても事実を歪曲して報道しております。

 以下、問題の記事を下線部で記します。

 

■ 朝日新聞デジタル(2021年3月12日)

慰安婦報道訴訟、元朝日記者の敗訴確定 最高裁 
https://www.asahi.com/articles/ASP3D63DVP3DUTIL02X.html

 韓国人元慰安婦の証言を書いた1991年の朝日新聞記事を「捏造」と記述され名誉を傷つけられたとして、元朝日新聞記者で「週刊金曜日」発行人兼社長・植村隆氏が、西岡力・麗沢大客員教授と「週刊文春」発行元の文芸春秋に賠償などを求めた裁判で、最高裁第一小法廷(小池裕(ひろし)裁判長)は植村氏の上告を退けた。名誉毀損の成立を否定した一、二審判決が確定した。11日付の決定。

 東京地裁は、日本軍や政府による女子挺身(ていしん)隊の動員と人身売買を混同した同記事を意図的な「捏造」と評した西岡氏らの指摘について、重要な部分は真実だと認定。東京高裁は指摘にも不正確な部分があると認めつつ、真実相当性があるとして結論は支持していた。(阿部峻介)

 

◎東京高裁も植村氏の「捏造」を全面的に認めた

 この記事の傍線部分を読むと、地裁では植村氏の書いた記事を捏造と批判した西岡会長の主張の「真実性」が認められたが、高裁では西岡の主張にも不正確な部分があるとされて真実性ではなく、一段下の「真実相当性」だけが認められたかのようにしかとれません。

 しかし、地裁と高裁は両方とも西岡会長の主張の真実性を認めています。

 高裁判決からその部分を引用します。

「原告[植村・西岡補以下同]は、原告記事A[1991年8月11日記事]において、意識的に、金学順を日本軍(又は日本の政府関係機関)により戦場に強制連行された従軍慰安婦として紹介したものと認めるのが相当である。すなわち、原告は、意図的に、事実と異なる原告記事Aを書いたことが認められ、裁判所認定摘示事実3[上記の争点③]は、その重要な部分について真実性の証明があるといえる」

http://harc.tokyo/?p=1327

 東京地裁も東京高裁も西岡会長の主張を全面的に認め、植村氏は金学順さんが日本軍に強制連行された認識がなかったのに「戦場に連行された」と報じ、「意図的に事実と異なる記事を書いた」と認定しています。

 地裁と高裁の判決文を別途添付いたしますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
 ⇒植村捏造記事裁判判決書(地裁、高裁、最高裁)を閲覧する。