総選挙で当選した慰安婦支援団体元代表の尹美香氏が検察に告発される

   慰安婦被害者のための憩いの場「平和と癒やしが出会う家」全景。チェ・ヘソン記者
    中央日報日本語版(2020年5月18日)より引用

 

 本年の5月7日に韓国の慰安婦支援市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の不正を告発した元慰安婦の李容洙氏の事件が次々と波紋を呼んでいます。

 

 5月18日に正義連前理事長で、共に市民党の比例代表で国会議員に当選した尹美香(ユン・ミヒャン)氏が、背任容疑で検察に告発されました。

 

 『中央日報日本語版』によると、韓国の市民団体「法治主義を立て直す行動連帯」が18日午前にソウル中央地検の前で記者会見を開きました。内容は、2013年に寄付金10億ウォン(約8700万円)を元手に購入したソウル郊外の京畿道安城市の土地242坪(800平方メートル)と家屋を今年4月下旬に購入費用の半額に近い4億2千万ウォンで売却したことを批判するものでした。

 

 この建物は元慰安婦の精神的ケアや、若い世代との交流の場に使う目的でしたが、活用の機会は少なかったとのことです。更に、2014年から売却までの間、尹美香氏の父親に対し、「人件費」や「管理費」の名目で計7580万ウォンが支給されたことも指摘されています。

 

 同じく、「司法試験準備生会」も同日、尹氏と正義連の李圭閔(イ・ギュミン)氏を業務上背任、寄付金品の募集及び使用に関する法律(寄付金品法)違反、詐欺などの容疑でソウル西部地検に追加で告発したと明らかにしました。

 

 これに先立ち市民団体「活貧団」「行動する自由市民」など市民団体は尹氏を詐欺の疑いなどで告発し、西部地検がこれを引き受けて捜査に着手した状態とのことです。

 

 一連の事件の推移に関しては、西岡力本会会長が次号の『WILL』(5月26日発売)にて詳細に論じておりますので、是非ともご購読下さい。

 後日、当HPでも李容洙元慰安婦の発言から始まった本事件を解説したいと考えております。

 

 多くの方々にご覧頂けるような記事にしたいと思いますので、何卒ご期待下さい。