3日間のシンポジウムは無事に終了いたしました。

10月に入り肌寒い風が吹いておりますが、歴史認識問題研究会のシンポジウムでは熱気に包まれておりました。

 10月4日から10月6日のシンポジウムでは、急遽、李宇衍先生が訪日できなくなるアクシデントもございましたが、皆様のお陰で大成功を収めることが出来ました。この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

 福岡、大阪では予備の椅子を用意するほどの大勢の方々が参加して下さりました。想定を超える人数のため、対応に行き届かないところが出てしまいましたことをお詫び申し上げます。次回のイベントでは万端の準備にて皆様をお迎えできるよう尽力いたします。
 今回のシンポジウムで特筆すべき点は、参加者の中で若い年代の方々が多くなっていたことです。歴史認識問題は現代に生きる私たちに降りかかっている問題ですので、若い方々の参加が増えたことを嬉しく思います。

 韓国よりお越し頂いた金基洙弁護士は、韓国国内でも慰安婦像や徴用工像の設置に疑問を持つ人々は多いが、「親日派」のレッテル貼りを恐れ、表立ってそれを口に出すことが難しいことを話して下さいました。また、事実に立脚していない慰安婦像や徴用工像は政治的造形物であり、そのような像が乱立する国は全体主義国家であると金弁護士は指摘しました。
 韓国では今、自由民主主義と全体主義の戦いが繰り広げられており、この戦いの趨勢次第で日韓関係にとどまらず、東アジアの情勢も左右することとなります。

 西岡力会長は、日本と韓国の左派学者は長い年月をかけて交流を続けており、日本の左派が現在の日韓歴史認識問題を創ったことを説明しました。一方で、日本と韓国の保守派の連帯は左派ほどの強さはありませんでした。日韓の保守は今こそ連携するべきであるとも主張しました。

 金弁護士・西岡会長が皆様にお伝えしたかったことは、韓国の反日は「反韓であり親北」をも意味することであり、日本に反日日本人がいるのと同様に韓国にも反韓韓国人が存在しているという点です。反韓韓国人は韓国を破壊し、北朝鮮の政治思想を広めることを目的にしており、そのような人物が文在寅政権を担っていることを私たち日本人もしっかりと認識しておくべきであると思います。

※写真の新聞記事は『夕刊フジ』2019年10月8日(7日発行)の2面より引用