皆様、春の訪れを感じる季節となりました。私たち歴史認識問題研究会はこの度、台湾における「対日歴史認識」、「人権問題の歴史」をテーマにした現地調査を行いました。その中で、台北市で慰安婦問題を大きく扱う「阿嬤（あま）家- 平和と女性人權館」（https://www.twrf.org.tw/amamuseum/index.php）に赴き、元慰安婦とされている女性の給与明細を発見いたしました。
陳蓮花という女性の給与明細です。日付は1945年の1月の時点でなんと2万4004円65銭（元にも見えるか？）とな
っています。同時代の韓国では5000円もあれば一戸建ての家が購入出来ました。1944年12月から取引開始を考え
ると、とてつもない高給であったと言えます。西岡力会長が以前から指摘するように、このような高額賃金で「奴
隷」であったという言説には首をかしげたくなります。
この他にも、昭和17年（1942年）11月22日付のフィリピンの慰安所規定が展示されていました。その中には、慰安婦は毎日午前8時から午前10時まで自由に散歩が出来ること、その他のことに関しては所長の許可を取ることが記されていました。後者に関しては、慰安婦たちは慰安所の所長に許可申請を行える権利と自由があったことを意味するのではないでしょうか。この点から見ても「慰安婦＝性奴隷」という認識は改められるべきです。しかし悲しいことに、「阿嬤家」の博物館には慰安婦は日本軍に無理やり連れて来られた性奴隷であったと説明されています。
台南市に設置された慰安婦像も見て参りましたが、こちらも大きな問題があることを痛感致しました。このことに関しましては続報をお待ち下さい。
私たち歴史認識問題研究会は一次資料の発掘とそれによる歴史考察を今後も継続して行い、日本国内はもちろん国際社会に向かっても精力的に発信してまいります。
（文責：長谷亮介）