2015年から2016年にかけて、国連の「ユネスコ記憶遺産」に慰安婦関連の資料を登録しようとする動きが活発となり、2016年9月には日本、韓国、中国などの市民団体が登録のための集会を東京で開催しました。慰安婦は日本軍の性奴隷であったという間違った認識を世界に広めないために当研究会も尽力した結果、2017年10月31日にユネスコは慰安婦資料の登録を見送りました。
髙橋史朗副会長は2016年6月にユネスコ「世界の記憶」国際諮問委員会に意見書を提出しました。この意見書は、島谷弘幸・日本ユネスコ「世界の記憶」選考委員会委員長の同国際諮問委員会のレイエス議長宛の書簡に添付する形で公的に送付されたものです。これまで、その内容は明らかにされてきませんでしたが、本日から4回に分けて連載します。
髙橋史朗:ユネスコ「世界の記憶」「日本軍『慰安婦』の声」に対する意見書①
※関連資料
『歴史認識問題研究』創刊号
髙橋史朗「ユネスコ「世界の記憶」の最新動向に関する一考察」
シンポジウム「歴史認識問題にどう立ち向かうか ─ユネスコ記憶遺産「慰安婦」登録への反論─」
『歴史認識問題研究』第2号
髙橋史朗「慰安婦登録・見送りの経緯と今後の課題」
関連声明・資料
シンポジウム「ユネスコ慰安婦登録を許すな!」